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どうして「どく社」 から出版されたの?/『「能力」の生きづらさをほぐす』(勅使川原真衣 著)の執筆伴走にあたって
どく社さんに原稿をお願いした理由 おかげさまで好評をいただいている『「能力」の生きづらさをほぐす』(勅使川原真衣 著)。 版元さんは、大阪にあるどく社さんですが、この本で始めて「どく社」を知った方も多いのではと思います。それもそのはず。なぜ... -
保護中: FILTR人類学講座 「人類学の古典に親しむ」:レビューシート&ご返信
FILTR✖️新潮選書『人類学の古典に親しむーメアリ・ダグラスというエアポケット』のレビューシートです。提出くださった皆様には、講師が1つずつ返信を入れています。当講座の受講生のみが閲覧可能です。 -
必ずやってくる朝に向け朝を作ろう
去年の11月頃からだろうか。メアリ・ダグラス『汚穢と禁忌』の講座を始めたあたり、特に4章と5章を読み込んだあたりから、「必ずやってくる朝に向け朝を作る」ことをかなり意識している。 どうも私はいろいろなことを深刻に受け止めすぎる傾向があり、人... -
「それは単なる”おまじない”」と切り捨てていいのだろうか?
受験生は、勉強を一切せずにキットカットだけ食べれば試験に受かると考えているわけではない。勉強を頑張った上で、キットカットを食べる。「おまじない」は工夫と努力を尽くした先に現れる -
『ダイエット幻想』3刷にあたって ー承認欲求を否定しながら、刺激する社会をいかに生きるか
2023年1月12日に『ダイエット幻想』重版(3刷)のご連絡をいただきました。それに際し、本書発刊時にnoteに書いた文章を転載します。3年前に記した『ダイエット幻想』に込めた挑戦は多少なりとも成功をおさめたのかもしれません。 -
羽毛布団の洗濯がすごかった…
21世紀の洗濯、お玉、しゃもじなど。 -
今更ながら「君の名は。」
2016年に公開された「君の名は。」を今更ながら観た。 私たちは、生まれてから今までに至る全てのことなどとても覚えていない。 思い出そうとしても思い出せないこと、覚えていようと思っても忘れてしまうこともたくさんある。 でも、その覚えていられなか... -
古典の読み方 (3) メアリ・ダグラス『汚穢と禁忌』-あっさり手放さない、という読み方
"最近読んだ本は、どれも最初から最後まで読んだら終わり。忙しければ太字だけを読んで終わり。読み返すことはなく、手放してを繰り返していました。しかし、『汚穢と禁忌』は、あのページに戻ってみよう、この何気ない一文が○章に繋がるのか、と新たな発見を繰り返しています。むしろ繰り返し読まずにはいられないです" -
なぜ勉強をするんだろう-教えるのをやめたら生徒の成績が伸びた話
12月28日は愛媛県西条市にある学習塾・伸進館にお招きいただき「なぜ勉強するんだろう」というタイトルで人類学の講義をさせてもらった。 伊予西条駅 なぜ勉強するんだろう 塾長の重松さんにお招きいただいたきっかけは下記の朝日新聞のインタビュー記事。... -
検索に今を支配されないためにー共同通信配信「論考2022」 担当終了に思う
情報の洪水が、「今」を「過去」にして一瞬のうちに流してしまう。その上、「検索すればいいや」と思える今は、記憶そのものの価値自体を弱めているのかもしれない。そこで思い出すのが、「歴史の反対は検索ではないか」と問うた評論家・與那覇潤さんの言葉である。 -
新刊『他者と生きる -リスク・病い・死をめぐる人類学』(2022, 集英社新書)関連情報
新刊「他者と生きる」の書評、インタビュー記事です。 -
『「能力」の生きづらさをほぐす』(勅使川原真衣著/どく社)、執筆伴走にあたって
人生には「今を逃したら次はない」という時機が何回かある。私はそう考えています。でも多くの人は、その時機を掴みません。世間体を気にしたり、うまくいくかわからないといった不安に駆られたりした結果、いろいろな理由をつけてその時機を時機ではないことにしてしまうからです。