2023年7月– date –
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出版書籍について
恩師の言葉とやるべきこと
「それは人類学ではない」、「人類学としてはちょっと...」、「引用する価値はない」といったことを自分の著作について複数の人類学者から繰り返し言われた時期がある。 わかりやすくいうと、それら言葉に私はかなり参ってしまった。 人類学は、権威性に疑... -
人類学者の暮らし
100年後も読まれる本があるとするのなら
7月22日は、『急に具合が悪くなる』を一緒に書いた宮野真生子さんの命日。 これまでの命日は、ひとりでこの本を前日から振り返っていた。でも、あれから4年経ち、どなたかと本書を語ってみたくなったため、読書会を開催することにした。 とはいえ、そう決... -
出版書籍について
人は自らが紡ぎ出した意味の網の目の中で生きる動物である
人は自らが紡ぎ出した意味の網の目の中で生きる動物である 。 私の大好きな人類学者の一人、クリフォード・ギアツが『文化の解釈学』の中で述べた一節だ。 久しぶりに原著を開いて確認するとこうある。 Believing, withMaxWeber, that man is an animal su...
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