文化人類学/医療人類学– category –
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続・ダグラス日記 ー 人類学の古典『汚穢と禁忌』を読む
1章が難解すぎ、心が折れた皆様の率直な嘆き -
本を通じて時代を超えて自分を肯定されたような、そんな気持ちになりましたーメアリ・ダグラス『汚穢と禁忌』
FILTR人類学講座『汚穢と禁忌』最終回へのレビューシート返信がようやく終わった。 文字数にして1万5千字を超える量があり、かつそれぞれの内容に厚みがあったため答えるのに時間を要してしまった。 その中に表題にあるようなこんな言葉を寄せてくれた方... -
FILTR人類学講座『人類学の古典に親しむ-メアリ・ダグラス「汚穢と禁忌」』第1クール終了にあたって。
今週終わりを迎えたFILTR人類学講座『人類学の古典に親しむーメアリ・ダグラスというエアポケット』。扱った本は、人類学の古典の一冊『汚穢と禁忌』。自分の人生の文脈に違和感なくスッと入ってきてくれて、十分な満足感を与えてくれる本がよいという風潮の中、試行錯誤しながら最後まで来てくれた受講生の皆さんには感謝しかありません。 -
ダグラス日記- 文化人類学の古典『汚穢と禁忌』を読む
FILTR講座『人類学の古典に親しむーメアリ・ダグラスというエアポケット』の講師日記。講座の様子がわかるかも。 -
「遊び」としての「学び」
「遊び」にはその先がない。でも、その先がないから「遊ぶ」ことは楽しい。だから自分の提供する「学び」は「遊び」でありたい。 -
『汚穢と禁忌』ー難関は1章、9章、そしてゾワッとする10章
手強い1章と9章を乗り越えると、「生きるとは何か」を問う10章が待っている。/恩師・波平恵美子さん、とうとう登場 -
「古典」と言われるものには生き残ってきただけの理由がある/『コロナとバカ』ビートたけし
芸能人のエッセイが突然読みたくなり、ビートたけしさん『コロナとバカ』(小学館新書)をkindleで購入して読んだ。こういう時、kindleは助かる。 実はこの本、コロナのことはあまり書いてない。でも面白いことには変わりなく、その中にはこんな一節が。 ... -
保護中: FILTR人類学講座 「人類学の古典に親しむ」:レビューシート&ご返信
FILTR✖️新潮選書『人類学の古典に親しむーメアリ・ダグラスというエアポケット』のレビューシートです。提出くださった皆様には、講師が1つずつ返信を入れています。当講座の受講生のみが閲覧可能です。 -
「それは単なる”おまじない”」と切り捨てていいのだろうか?
受験生は、勉強を一切せずにキットカットだけ食べれば試験に受かると考えているわけではない。勉強を頑張った上で、キットカットを食べる。「おまじない」は工夫と努力を尽くした先に現れる -
『ダイエット幻想』3刷にあたって ー承認欲求を否定しながら、刺激する社会をいかに生きるか
2023年1月12日に『ダイエット幻想』重版(3刷)のご連絡をいただきました。それに際し、本書発刊時にnoteに書いた文章を転載します。3年前に記した『ダイエット幻想』に込めた挑戦は多少なりとも成功をおさめたのかもしれません。 -
古典の読み方 (3) メアリ・ダグラス『汚穢と禁忌』-あっさり手放さない、という読み方
"最近読んだ本は、どれも最初から最後まで読んだら終わり。忙しければ太字だけを読んで終わり。読み返すことはなく、手放してを繰り返していました。しかし、『汚穢と禁忌』は、あのページに戻ってみよう、この何気ない一文が○章に繋がるのか、と新たな発見を繰り返しています。むしろ繰り返し読まずにはいられないです" -
検索に今を支配されないためにー共同通信配信「論考2022」 担当終了に思う
情報の洪水が、「今」を「過去」にして一瞬のうちに流してしまう。その上、「検索すればいいや」と思える今は、記憶そのものの価値自体を弱めているのかもしれない。そこで思い出すのが、「歴史の反対は検索ではないか」と問うた評論家・與那覇潤さんの言葉である。