1年前くらい前からずっと気になっていることがある。
なぜ「敬意を払う」・「尊敬する」は「リスペクトする」に変わってしまったのか。言葉は変わってゆくものだけれど、この変化はどうもしっくりこない。
初めて「リスペクトする」を使い始めたのはプロレスラーだと聞いたような聞かないような。
敬意や尊敬の代わりにリスペクトを使って文字数が少なくなるならまだわかる。でも「敬意を払う(7)」、「尊敬する(6)」、「リスペクトする(7)」で別に短くなっているわけでもない。
ついでに「敬意を払う」と「尊敬する」は完全に同じ意味ではないけれど、それも一緒になっちゃってる。
はじめは会話や三面記事的な文脈で使われているのかなと思ったら、東京都人権啓発センターは「相手をリスペクトすることから始めよう」と言っていて、日本サッカー協会は「リスペクト宣言」を出している。
リスペクトは、敬意・尊敬に変わって完全に市民権を得たらしい。
なんてことをしょっちゅう考えていたら、リスペクトが食器用洗剤に思えてきた。
新発売「キッチン・リスペクト」
除菌・消臭・洗浄はこれ一本で
なんかありそうじゃないか。
なんとなくそれはオレンジ色です。