7月初旬、ある専門誌への寄稿を終えたら糸が切れたように身体に力が入らなくなり、目の前に来ることをこなすだけで精一杯になってしまった。
来たメールを返して(ちょっと遅れる)、元から決まっていた仕事をとにかくこなすだけでヘトヘトになり、文字通り身体が動かない。
試しに2月から6月にかけてこなした原稿の文字数を換算したところ、およそ10万字あった。内訳は、学会発表のペーパー1つ、専門誌への寄稿4つ、いくつかの書評など。
その中でも専門誌1誌への寄稿は、短い時間ながらかなり身をすり減らせ、残りの1誌は文字通り時間との戦い。
他方、全体の10%は本の紹介。これまでこの種のお仕事はあまりもらうことがなかったんだけど、なぜか今年はこの種類のご依頼が増えつつある。自分は思った以上に本の紹介を書くのが好きなことが分かった。例えば、「考える人」に掲載してもらったこちらとか。
いずれにせよ10万字は大体本1冊分。
いつも本を書き終えると抜き難い疲労に襲われるため、今回もこうなることはある程度予想していたが、思ったより疲れてる。原稿に加えて、人生の状況が一変したことももちろん影響しているんだろう。
書き仕事は引き受ける量を考えないと、生活が消えることを学んだ、特に6月(怒涛の締め切りラッシュ)でした。私は筆が遅いのです。
こういう時に「もっと頑張れ!」と自分を鼓舞すると(一瞬“昆布する”と出たが、そうではない)ロクなことがないことをこれまでの人生で学んだで、下旬から始まるオンライン講義「他者と関わる」に備え、上手く心身を休ませ準備を進めたい。