コラム
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2020年10月06日
リスペクトが洗剤に見えてくる
1年前くらい前からずっと気になっていることがある。 なぜ「敬意を払う」・「尊敬する」は「リスペクトする」に変わってしまったのか。言葉は...
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2020年09月30日
センター街に朝は来ない。でも夜は終わる
思うところあって午前6時にセンター街に行く。 太陽に照らされるゴミだらけの路上には、閉店まで飲み明かしただろうたくさんの若者たち。仲間...
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2020年09月20日
書くことは未来の出逢いに賭けること- 『急に具合が悪くなる』を読んでくださった皆さまへ(最終回)
「私、生きちゃっている」 8月の半ば、大学を卒業したばかりの女性が、いきなりそんなことを私の前でこぼしました。こういう悩みは俗に「中2...
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2020年08月30日
いつも「たまたま」に救われる
FILTRオンライン人類学講座「他者と関わる」は第2クールも無事満員御礼となりました。 さて本日はこの講座を裏で支えてくれている二宮明...
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2020年08月05日
共著者が倒れる−「急に具合が悪くなる」を読んでくださった皆様へ(20)
去年の七夕に宮野さんが救急搬送されてから、ある人がかけてくれた忘れられない言葉があります。 「真穂の決断は、宮野さんの決断。宮野さんの...
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2020年07月23日
あなたにとって世界は「大丈夫な場所」ですか?
先日ある方から“おそるおそる”一冊の本をもらった。タイトルは「キリスト教は役に立つか」(新潮選書)、著者は牧師の来住英俊さんである。 ...
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2020年07月22日
死者には未来に会いに行く−『急に具合が悪くなる』を読んでくださった皆さまへ(19)
死んだ人はどこにいるんだろう、と思う時があります。よく個人を偲ぶと言いますが、それは大抵の場合、その人との思い出を振り返ったり、その人...
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2020年07月21日
4ヶ月で10万字書いたら...
7月初旬、ある専門誌への寄稿を終えたら糸が切れたように身体に力が入らなくなり、目の前に来ることをこなすだけで精一杯になってしまった。 ...
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2020年07月04日
人文知に新しい行き先を
7月終わりより、働く人のための人類学講座「他者と関わる」を5回連続(オンライン)で始めます。それにあたり、なぜ私がこのような講座を始め...
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2020年06月28日
「やりたいことがなくなる話」と「もういちど始まる話」
ずっと遠いところから、私の仕事を見てくれているある精神科医がいる。私よりも(たぶん)ひとまわり以上年上で、医療人類学にも造詣が深い。...